スキマスイッチ大橋卓弥は吉野家の牛丼が好き
言葉の美しさには、
「言葉では表現できない」
ということを言葉を使って表現できる
ということも含まれていると感じてやまない。
次の二人に触れて、そう強く感じた。
小田和正の代表曲のひとつ
「言葉にできない」の歌詞
“ららら ららら 言葉にできない”
言葉にできないほど想っている、ということを、らららという言葉を使って言い表す。 どれだけ想っていたんだろう。
松尾芭蕉の有名な句
“松島や ああ松島や 松島や”
これも、そうだ。
たくさんの言葉を知っていて、自由に、独自に、操ることができる、言うなれば言葉の匠が「言葉では表現できない」と表現することに説得力がある。
言い手と説得力は、僕が匿名社会・ネット社会に対して募らせている不安感、不満感の根底にある。名前も知らなければ、顔も知らない、何も知らない人が、なんか良さそうなツイートをして、誰かがRTして自分の目に入る。何も知らない人で自分が動く・変わることに魅力や喜びがあるかもしれないが、今はそれよりも恐怖の方が強い。知らない人に揺らぎに揺らいで、自分とは何かわからなくなる。揺らぐ自分が悪いのかもしれない。
匿名性ではなく、その人の人となりと発言による説得力もある。どんなに温かい風も、汚いフィルターを通せば、臭く生ぬるい風でしかない。
聞き手も関係がある気がする。元ヤンキーのすごい人の話は、凄みはわかっても、あまり響かない。悪い人が大の苦手だったから。
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「Happy Xmas (War Is Over)」 Hi-STANDARD
言わずと知れたジョンレノンの名曲のカバー。ロック、パンクロックに乗せて平和を叫ぶ。嘘も飾りもない。叫びと願いがある。ハイスタのライブ、なんやかんやで3回行けてる。親友に感謝。同世代で好きな人が少ないのは寂しいし、どこか嬉しい。喧嘩が強そうなヒゲおじさんピアスおばさん二人と肩組んで、でかい円になって、跳ねて踊って、「MOSH UNDER THE RAINBOW」。年齢も性別も超えて一つの円をつくる。言葉にできない。