木村拓哉は馬刺しが好き

 

今、日本には沢山の音楽フェスがあるが、

AIR JAM

は日本の音楽フェスの元祖の1つである。

(初開催の1997年と同年にフジロックも開催された。)

 

AIR JAM を見てバンドを組んだ、

あるいはバンドへのモチベーションとなった、なんてことも多々あり、

彼ら彼女らは「AIR JAM 世代」と言われている。

事実、今フェスでも多くの出演アーティストがMC等で「VHSを擦り切れるほど見た」と話していた。

第1回の時はまだ生まれていなかった98年生まれの僕は何世代なんだろうと思ってみたりした。

 

 

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出演者の気合がスゴければ、その分お客さん、キッズの気合もスゴい。

スゴい気合は時としてコワい気合にもなりかねないが、

そこはさすがと言うべきか、やはりと言うべきか、ハイスタ。

 

いわゆる古参のファンにとって勝手を知らない新入りは邪魔者で位も下なんて話を悲しいことに耳にすることがあるが、そんな気配すらない心地よい空間だった。

 

思えば約1年前、いっぱいの楽しみと僅かな恐怖心を持って新潟へ「The Gift Tour」に行った時、キッズシートの子供達を除いて見渡す限りだと最年少だった僕と友達を率先して「MOSH UNDER THE RAINBOW」の輪に入れてくれた。

アイドルだとファン歴わずか5年でも古参と言われて肩で風を切るようなことがあるらしいが、20年、30年とファンであり続けるハイスタのキッズ(すっかりお父さんお母さんだけど…)は迎えてくれた。さすがの包容力。

 

 

根底にあるのはハイスタ当人も言っていたが、

「リスペクト」

だと、思う。

その対象は、アーティストはもとより、スタッフや関係者、他のキッズに及ぶ。

 

各アーティストのライブは、というと

それはもう素晴らしくて、素敵で、

言葉にすることが億劫だ。

(単に言葉に出来ない)

 

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どのアーティストも、出させてもらってるというのがありながら、ハイスタへの挑戦のような、ハイスタとの対決のような、そんなパフォーマンスだった。特に僕も大好きな10-FEETはいつにも増して気合の入った演奏とMCだった印象を受けている。

 

それまでの全アーティストの最高なパフォーマンスを根こそぎ持っていくかのようなハイスタ、堪らなかった。最後に卵とじ、のようなそんな優しくて甘い締め方ではなく、かといって親子丼はやめて牛丼にします、のようなそれまでの全てを台無しにするような締め方でもない。そんな最高な締め方に名前がまだ無いから、これからは「ハイスタ締め」と呼ぶことにしよう。

 

 

 

 

音楽だけではなく、全てのワクワクすることにジャンルも年齢も性別も不問だと、ここ数年心から思っている。(18禁はどうなんだとかそんな話はしない)

 

僕は男だけどiTunesにジャニーズ限定のプレイリストを作ってるし、スマスマも鉄腕DASHも、学校へ行こう!も堂本兄弟もブンブブーンも、嵐にしやがれひみつの嵐ちゃんも、関ジャムもスクール革命もヘビーめな視聴者だ。人をあまり嫌いにならないが、「ジャニーズだから」という理由で嫌う人を、僕は嫌っている。好きだから。

 

僕は98年生まれだけど、生まれる27年前にリリースされた尾崎紀世彦また逢う日まで」をカラオケに行くと絶対に歌う。人をあまり嫌いにならないが、「新しいものは良い」の精神をゴリゴリに出してきて、温故知新という言葉の意味を頭でも心でも知らない人は好きではない。好きだから。

 

 

なんで全てをはっきりしたがるんだろう。
なんではっきりさせたものを分類するんだろう。
なんで理由ばかりを求めるんだろう。
なんで「なんか好きだから」「なんとなく」「直感」が許されないんだろう。

 

たった今「なんで」と理由を求めている自分への恥じらいは、今回ばかりは忘れる。

悪いもの、悪いことの理由は要るけど、良いもの、良いことの理由は無くてもいいんじゃないか。

 

理由は重要だけど、必要だとは思わない。

人を傷つけない限り何でも許されるべきだとは思わないけど、人を傷つけない限り何でも許そうという心意気は持っている。

 

なんでそんな話になったのか分からないけど

ハイスタ最高

AIR JAM 最高

音楽最高

 

MOSH UNDER THE RAINBOW」を輪になって聴き踊りながら見上げた虹色の花火。夢に出てきてほしい。毎日じゃなくてもいい。大切にしたいから。

 

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(フェスとライブが大好きで、しっかりフレッシュなキッズとして振舞ってきた。モッシュ、スカダンを強めにして、サークルができたらできるだけ中の方に入ろうとして、ダイブもしちゃって。でも、もうしんどくなってきた。やっぱ基礎には性格があるのかな。全部2割くらいにしたい。0にはしたくない。楽しみ方は自由。)

 

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「明日への手紙」  手嶌葵

タモリはラムチョップが好き

 

 

15年前の自分と10年前の自分と5年前の自分と今の自分、知識も経験もまるで違うけど、

根っこにあることは通じていると、20歳になって気がついた。

 

根っこにあること、それは

 

「目立つのがあまり好きではない」

 

ということ。

 

少年野球でアイスの差し入れの「もう一本じゃんけん」があった時、食べたくても手を挙げなかった、いや挙げられなかった。

「もう一回言って」って言われると、恥ずかしくて言いたくないし、「もう一回やって」なんて、誰にでもそうだけど、生き地獄。

ビンゴ大会でビンゴになっても前に行きたくない。

 

「目立ちたくない」とは言っても、完全に目立ちたくないわけじゃない。

「自分は目立ちたくない」けど、「自分の何かは目立ちたい」と思っていたし、今でもそうだと思う。

 

小学校の通知表に「ボソッとおもしろいことや悪口を言ってクラスの雰囲気を良くします」と書かれて、親に怒られながらも心の中でガッツポーズをした。

 

 

そんな人間だからか、夢もそんな感じ。

小学校の時、プロ野球選手ではなく、

MIZUZOの開発部に入ってグラブのデザインをすることが夢だった。

中学生の時、タレントではなく、

CMクリエーターになることが夢だった。

高校生の時、お笑い芸人ではなく、

放送作家・脚本家になることが夢だった。

 

どの夢も未だに完全に捨てきれてはいないけど、小学校の時から今まで、ずっと頭の中にあるのが

 

テレビマン

 

小学校の頃は、単にテレビが好きだから、という理由だったけど、中学1年生の時、想いが強くなった。

 

 

2011年3月18日

MUSIC STATION

 

 

その日のMステは東日本大震災後はじめての放送だった。

 

放送を見て、思ったこと・感じたことが3つある。

 

一つは、安心

これは、震災の数年後の番組のスペシャル内で出された大泉洋さんのメッセージに深く共感したのだが、「毎週、人によっては毎昼同じ時間を共有していたタモリさんとまた同じ時間を共有できている安心感」というのは確かにかなり大きかった。

 

二つ目は、音楽の力

その日は震災後にキャスティングしたアーティストが出演し、演出はシンプルで質素だった。

(だからか、ソロアーティストがいつもより多かった印象がある。)(確か、ソロアーティストだと、堂本剛、AI、COCCO吉井和哉 が出演していた気がする。)

どのアーティストのパーフォマンスも心を打つものであったが、最も印象に残っているのが FUNKY MONKEY BABYSの「あとひとつ」だ。ひねくれていて天邪鬼な性格だから、ちょっと恥ずかしいと思っちゃうほど真っ直ぐな歌詞を歌うファンモンをその当時は好いていなかったが、その日のパフォーマンスを見て、聞いて、感じて、自分の青さを心から恥じた。言葉には表せられない。何のための言葉なんだ、文章なんだ、という話かもしれないが、言葉にできないことを表現できるのが音楽だろうし。

 

最後、三つ目は、テレビの力

安心も音楽の力も、テレビを通じてだからこそ、なのかもしれない。強まっているのかもしれない。大きくなっているのかもしれない。リアルタイムで映像を流せること、同じ時間を出演者と他の視聴者と共有できること、莫大な人数に見られること、魅力的で素敵な人が出演すること、無料で見られること、

その他様々なテレビらしさが、在るものを生み出している。テレビらしさが、在るものをよくしている。

 

 

そんなテレビ。最高なテレビ。大好きなテレビ。

 

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「チキンライス」  浜田雅功と槇原敬之

 

 

 

武田鉄矢はホタテが好き

 

 

園児の頃から中学校3年生までドラマが大好きだった。数あるドラマの中で一番好きなのは「ランチの女王」。何周観たか分からないほど観た。今となっちゃ凄いキャストが揃ってるドラマでランキングを作ったら上位に食い込むだろう。レギュラーキャストが、竹内結子堤真一江口洋介妻夫木聡、山P、若林豪山田孝之伊東美咲瑛太桐谷健太、そして森田剛

森田剛が怖すぎて、幼稚園児の時、「学校へ行こう!」を観ていて目を伏せた時があったらしい。

 

一番好きなドラマは「ランチの女王」だが、

 

一番心に残っているドラマは

 

 

3年B組金八先生

 

 

初めてリアルタイムで観たのが2004年の第7シリーズ。当時6歳の僕にとって、かなりきつかった。見るのをやめてよかったのに、見なきゃいけない気がしていた気がする。作中でも金八先生がそんなことを言っていた気がする。

 

学園モノのドラマといったら、恋愛と不良と、あとはいじめが大半だろうが、僕にとっての初めてはそれらではなく、

 

  ドラッグ

 

なかなかな学園デビュー。

 

好きになったものは何度も何度も繰り返す癖があるけど、金八第7に関しちゃ14年前の一度きりだけ。それでも、いろんなシーンが鮮明に。発表会でのソーラン節、泣きながら打つ、床の水舐め、河川敷でソーラン節。

当時、衝撃的すぎて感情を顔に表すことはできなかったけど、最終回のソーラン節で泣いた記憶がある。

 

 

あくまで記憶に過ぎないが、

小中学校での道徳の授業は”一番楽な授業”で、中高でよく体育館で催される薬物防止の講演会は”昼寝の時間”だった。

 

道徳の授業や講演会の時間を全て金八先生の鑑賞会にあてたら、どうなるだろう。

 

「愛」「出産」「生きること」・・・第1シリーズ
「非行」「校内暴力」(「腐ったみかん」)・・・第2シリーズ
「無気力」「家庭」・・・第3シリーズ
「いじめ」・・・第4シリーズ
「いじめ」「校内暴力」「高齢化」「少年犯罪」・・・第5シリーズ
性的指向」「権力」「殺人」・・・第6シリーズ
「薬物」「障害者」・・・第7シリーズ
「親」「情報社会」・・・第8シリーズ

 

学校では教えてもらえないこと、机の上では学べないことを網羅的に学べる。

 

 

 

全シリーズに通じているのが

「命」について。

 

学校では触れにくい、触れ方が分からないけど圧倒的に大切で、何よりも愛さなきゃいけないことを金八先生で感じて、考えるべきだろう。

 

テレビって、あくまで娯楽の一つに過ぎないけど、けど。

 

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「サーフ天国、スキー天国」  松任谷由実