槇原敬之はエビフライが好き
中村文則 著
中村文則作品で共通してるのは、
非現実っぽくて現実
分からないような世界なのになぜか分かる
認めたくないけど認めざるを得ない
主人公と同じタイミングで吐き気しがち
自分の中に沸々と湧き上がるようにある何か、隠さなければいけない何かを、隠すことに酔い、隠すことに安心し、堰き止めていたものがぶっ壊れておおっぴらになり、それを上から冷静に見下ろしていながらも地の上に立つ自分を止められはしない。隠すものは、武器なのか過去なのか、はたまた性格なのか欲なのか分からないけど、誰にでも似たようなことがあるんじゃないかなって思う。
暗くていや〜な感じのするものが好きなのは自分がネガティブからだと思っていたけど、どうやら違う気がしてきた。ポジティブだから、いやネガティブなポジティブだからじゃないかと思う。暗いものに触れないと心の均衡が乱れてどこか不安になる。プラスが重たすぎて天秤がぶっ壊れてマイナスの受け皿が吹っ飛びそうな気がする。純度100%のハッピー野郎だと、弱みに気づけないし、強みも埋もれるし、何も生み出せない気がする。
ネガティブであることは大切だって、
そうポジティブに捉えている。
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「大きな玉ねぎの下で」 爆風スランプ